
お知らせこの記事は初心者用マクロ学習講座|勉強範囲を限定&12本の動画で早く効果を実感の関連記事です
プロパティに文字や値を代入してみる
VBAを使ってコードを自作していきます。書き方は2種類です。
- オブジェクト.プロパティ=代入する値
- オブジェクト.メソッド(状況によって引数)
初心者の段階ではこの型だけおさえたら基礎の9割はカバー出来ます。初心者を脱するまではこの型で勉強を進めましょう。
とにかく最初は一定の理屈をもってコードをたくさん書いてVBAを使って仕事を効率化させるというループを回すことが重要です。

コードを書ける様にする為にはある程度の量をこなす必要があります
一瞬でVBAが書ける様になる人は居ません。何回もコードを書いてマクロを動かして試行錯誤する事が習得への近道です。
量をこなすためにも早速始めましょう。今回は2つの型の中から「オブジェクト.プロパティ=代入する値」の型を使ってコードを書いていきます。
記事の難易度
2で良いです。
オンラインミーティング
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前回記事
前の記事【簡単】VBAコードの書き方2つの型を覚えると基礎の9割はカバー出来る
この記事を読むとわかる事
VBAで簡単なコードが書ける様になります。
- セルに文字を入力する事が出来る
- セルの背景色を変える事が出来る
- セルの状態をもとに戻す事が出来る

マクロ
2分動画
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今回はプロパティに文字や値を代入していきます
動画の中からさらに要点を絞って解説していきます。
プロパティに文字や値を代入する
「オブジェクト.プロパティ=代入する値」の型でコードを書きます。この型についてもう少し説明を加えます。
「左辺に右辺を代入」という決まりを持っています
イコールを使っているのと皆様の中に数学のベースがあるので少々混乱するのですがこの型は左辺に右辺の値を代入するというコードになります。
.Valueは省略される
動画の中のコードを使って考えてみるとRange(“A1”)=”おはよう”はセルA1におはようという文字を入力するという意味です。
ただしRangeオブジェクト=代入する値になっていて左辺にプロパティが居ません。なぜエラーにならないのでしょうか。
セルに文字を入力するというコードの中で文字を受けるのはValueプロパティです。Valueプロパティに値を代入する事でセルに値が反映されます。しかしValueプロパティはコードに居ません。
回答です。「Valueプロパティが省略されている為」です。Rangeオブジェクトは指定しなければデフォルトでValueプロパティが付いているという認識で勉強を進めてください。
私は初心者の時に以下のような考え方で勉強していました。
- 「Rangeオブジェクト」だけの表記ならデフォルトのValueプロパティが効力を持つ
- 「Range.Value」という表記ならデフォルトのValueプロパティを見える様に文字化しただけ
- 「Range.他のプロパティ」の時は他のプロパティが優先
書店に並んでいるテキストやYoutube等の動画でもValueプロパティが書かれていない事がありますのでご注意ください。私も基本的にはValueプロパティは省略して書きます。
背景色のコードについて
前回の記事で解説しています。ピンポイントでリンクを付けておきました。興味ある方はご覧ください。
まとめ
コードを書いてマクロを実行しセルに文字や値を入力するという一連の流れを見ていただきました。
- プロパティを操作する事でセルに情報を展開出来る
- Valueプロパティは省略されている
- 量をこなさなければVBAは習得出来ない

マクロ
出来るだけ簡単にコードを書いてもらう為に今必要じゃない事は考えない様に情報を整理しています。その一環で2つの型を提示しています。
初心者のうちはこの理屈でコードを書いていきましょう。
コードが書ける様になると仕事が一瞬で終わります。空いた時間で更に勉強を進めましょう。このループに入れば後は成長しかないです。是非頑張ってみてください。
次は「オブジェクト.メソッド」の型を使ったコードを紹介していきます。
次回記事【動画】VBAの基本的なコードの書き方オートフィルやコピペを使う